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2015年3月 6日

慢性疼痛

みなさんこんにちは!院長の買原です。
先週は学会出席のため、副院長と横浜に行っておりました。

慢性疼痛学会は慢性疼痛に関連する医師、歯科医師、鍼灸師などで構成される学会です。
歯科は診察する口腔・顔面領域が耳鼻科や脳神経外科と共有されますので、彼らとの学問的交流は非常に大きな意味を持ちます。

学会の発表や講演の内容で特に気になったのが三叉神経痛に対しての神経減圧術についてです。

三叉神経痛とは、ものを噛んだり、喋ったりすると下顎から頬に激痛が走る。あるいは冷たい風にあたったり顔をさわると、顔面周囲などに限局して激しい痛みが走るなどの症状です。このとき歯茎にも激しい症状が出現することから、最初に歯科にかかる患者さんが多くいます。

さまざまな原因がありますが、ここで注意したいのは、その痛みの原因は歯牙ではないということです。神経系は脳中枢から末梢に至りますが、三叉神経(顔の感覚を伝える神経)が、脳からの出口で血管に圧迫されて三叉神経痛が起こることがあります。
診断はMRIなどが必要になりますが、脳外科領域の手術が必要になることもあります。
実際、大学勤務時代に歯痛の疑いが精査の結果、脳腫瘍であった症例もありました。

勿論、虫歯によるケースもありますので、症状がある場合は早めの受診をお勧めいたします。

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たがみ歯科医院
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たがみ歯科医院は9月3日に新規開院いたしました。

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